作曲初心者にも使いやすいコード進行

「作曲初心者はコード進行から曲を作れ!」
初心者向けの作曲本ではよく言われている事です。でも、作曲初心者だからこそ「そんな事言われてもどうすればいいかわかんないよ!」って思いますよね。
そんな作曲初心者の方には、とりあえず「メジャーコード」「マイナーコード」で構成されたコード進行を使う事をオススメします。
ちなみに「メジャーコード」「マイナーコード」とは以下のコードの事です。
C・F・Gがメジャーコード、Dm・Em・Am・Bmがマイナーコードと呼ばれています。ご覧の通り、メジャーコード・マイナーコードは主に3和音(トライアド)で構成されています。
コードには7th(セブンス)とかsus4(サスフォー)とかaug(オーギュメント)とか色々ありますが、この3和音(トライアド)が作曲初心者には一番使いやすいコードと言われています。何故かと言うとトライアド以外のコードは、大抵の場合、性質や使い方を知るのにはまず知識が必要になってくるからです。
特に音楽理論の知識も作曲の経験もない作曲初心者の人が作曲しようと思ったら、なるべくルールや縛りがない3和音(トライアド)を使った方が、いいと言う事です。
3和音(トライアド)でコード進行を作っても、気に入らない部分があれば、代理コードを使って組み替えていくことも可能です。まずは3和音(トライアド)でコード進行を作りましょう。
ちなみにC・F・Gの三つのコードをスリー・コードと呼びます。このスリー・コードだけでもコード進行は作れます。スリー・コードでコード進行を作る時のルールですが、C…最初か最後に使う・F…どこにでも使える・G…一番最初のコードに向かいたくなる傾向がある…色々省いてますが、こんな感じでしょうか。
CFGC|FCGC|FGCC etc
スリー・コードだけでは物足りない・シンプル過ぎると言う方は、マイナーコードも使ってみましょう。
Am F G C|F Am G C|F G Em Am etc
ちなみにスリー・コードで作ったコードはこの様にマイナーコードと入れ替える事が可能です。
どうしてこの様な入れ替えが可能かと言うと、コードには「トニック・サブドミナント・ドミナント」と言う属性があります。つまり、その属性が同じコードを入れ替えて使えばいい…と言う事です。
トニック・C → Am or Em サブドミナント・F → Dm ドミナント・G → Bm
とにかく3和音(トライアド)のみでコード進行を作ってみて、作曲の数をこなしていきましょう。実際にやらないと、なかなか理解できないんですよね…。