アヒル飼いになる

アヒルは可愛い。
真っ白い羽にオレンジの嘴と水掻きのついた脚。お尻をフリフリしながらよちよち歩き、万人を魅了するあの愛くるしいルックス。…そんなアヒルに興味を持ち「アヒルを飼ってみたい」と思うのは人であれば至極当然の事。
でも「アヒルって一体どんな生物なの?一体餌に何をあげてどんな所で飼えばいいの?」…アヒルの見た目は知っていても、アヒルの生態について全く知らないと言う方は意外と多いと思います。
そんな方にオススメしたいのが「アヒル飼いになる」本。
文字だらけだと思ったら大違い。ちゃんとテキストの合間に可愛らしいアヒルの写真が差し込まれていて、みているだけでも楽しくなってしまいます。実際にアヒルを飼われている方のお話も入っていて、アヒルとの生活がこんなに心豊かになれるのかと、アヒルを飼う予定がない私でもついわくわくしてしまいます。
元々アヒルって野生にはいない人間が食用に利用する為に品種改良された家畜なんですよね。だから、アヒルは誰かに飼われなければ基本的に生きて行く事は出来ません。原種のカモと違って空を飛ぶ事も出来ないんですから。そういう事も知らずに飼い切れなくなったからと近所の河や池がある公園に捨てる無責任な人が多い…。「アヒルに関する知識が少しでも多くの人に広まれば、そんな可哀想なアヒルも少しは減るんじゃないかな」と思います。
アヒルを飼うつもりがなくても、たくさんの可愛いアヒルの写真を眺めながらアヒルの事を楽しく知る事が出来るので読み物として買うも良し!別にアヒル飼いになるつもりがない方でも、アヒル好きな方なら何方でも十分楽しめる内容になっていると思います。
アヒル好きによるアヒル好きのための「アヒル飼いになる」本。オススメです。