映画「悪の教典」を観てきました!
Post.2012/11/30 Cat. オススメ - 映画 Tag. レビュー 悪の教典

もうさー最近なに買ったとか何観たとか何読んだとかそんな話しかしてないよね私!
だって他に書く事ないんだから仕方ないじゃないのさ。むしろそういう記事書いた方が誰かの役に立つ可能性があっていいんじゃないかって自己暗示しておきます。
…と言う訳で、近所のワーナーマイカルシネマに
「悪の教典」を観に行って来ました。
↓ ※以下、ネタバレ含みます ↓
イケメン伊藤英明がサイコパス教師ハスミンを演じる映画「悪の教典」。
何でも原作の小説「悪の教典」も結構な物議を醸し出したそうですが、つまりは人を人とも思わない殺人鬼の大量殺人ゲームです。こう言っちゃ身も蓋もないのですが、個人的にもそうとしか思えなかったです。 そもそも彼が殺人を犯したのはやむをえない状況に陥ったからだとは到底思えない。殺人をしたいが故に手を染めたのがそもそもの発端であり、それが元で生じた問題を殺人によって片付けようとしたからこういう事になっているのだと言える。見るからに殺人を楽しんでいる。バレたら極刑は免れないだろうに、幾らサイコパスであろうと死刑は嫌なはずなのに、それでもこんな事をするのは殺人をしたいと言う欲望に勝てないからなのか。
そんな事を平気でやってのける異常者が高校で何食わぬ顔で人気教師やってるなんてホラーだよね~みたいな。
学園内の様々な人間関係が交錯する中で、彼らのそんな思いさえも残酷に踏み躙りながら、殺人ゲームに興じる蓮実。
劇中、伊藤英明のヌードとか男性教師と男子生徒のアッー!とか男子の裸が妙に多いです。特に伊藤英明のケツと乳首が見たい方は必見かもしれません。
…そういえば冒頭で全裸で殺人してたけどあれって「後で返り血を洗い流しやすくするためなのかなー」と思ってたけど、自室でも普段脱いでるみたいだから単に趣味なのかもしれん。(裸で筋トレとか裸で寝るとか。)
ハスミン、表向きはいい人なんだけど、時々入る何気ないシーンを見ているとやっぱり異質で気味の悪い何かが垣間見えます。廃墟みたいな家に住んでたりやたら裸だったり。実際のサイコパスにはお目にかかった事はないですが、やっぱりこんな感じで何処か異質だったり何かしら違和感を覚えたりするんでしょうか。
猟奇殺人犯のプロファイルとか見てるとやっぱり常軌を逸した精神構造とか変な性癖を持ってたりしますよね。「悪の教典」でもそういう描写が生々しいです。
本当に、時にはふざけながら閉鎖された校舎内で逃げ惑う生徒を黙々と射殺して行く所とか、狂気の極みです。恐らく、この手の話が全く受け付けない人は本当に嫌な気分しかしないと思います。それ位、演出としては上手く出来ているというか。
「悪の教典」…総合的にみて、何とも言えない後味の悪さもありますが、興味のある方は観てみては如何でしょうか。 尚、猟奇的なものやグロダメって方は要注意です。