kindleコミック「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」

ジョジョの奇妙な冒険 第4部 - ダイヤモンドは砕けない - …そう、すっごいリーゼントと改造学ランの彼・東方仗助君が主役のあの第4部です! 読者にはイケメン無敵キャラ枠の承太郎派の方が多そうですけど、仗助の方が人間っぽさがあって親しみやすい気がします。(彼も敵相手とは言え、たまにとんでもない事をしますけど…) 基本的にジョジョに関してはみんな色々ぶっとんでるので、仗助はまだマシな方なんだと思います。登場時の億泰なんて、別に何もしてない(家の中覗こうとしたけど)康一君の首を家の門扉で挟んで殺そうとするかなり酷い奴だったのに、色々あって和解して、学校でも仲良し3人組みたいになってますし…。多分あの世界では、ちょっとやそっとの酷い事程度では大した事扱いされないんだろう…やっても割と簡単に許されると言うか。…いや、ちょっとやそっとじゃない気がしますが。 「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」と言うと、ある意味シリーズで一番学園モノっぽい感じでしょうか。「ジョジョの奇妙な冒険 第3部 - スターダストクル セイダース -」の承太郎や花京院は一応高校生でしたけど、学ラン着てるだけで学校へは1巻以降行ってもいないですからね…。いえ、第4部も学校生活のシーンなんて数えるほどしかありませんが。 個人的には、一人のラスボス打倒を目指して長い旅路の中で敵と戦い続ける「ジョジョの奇妙な冒険 第3部」に比べ「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」は、登場キャラも多く、バラエティに富んだ展開が増えたと思われる回です。物語の舞台が主に「日本の杜王町」と言う場所に限定されているからでしょうか。「ジョジョの奇妙な冒険 第3部」なんて物語の舞台が日本からDIOがいるエジプトまでの間だし。 さて、第4部って言うと、多くの個性的なスタンド使いが登場していると思います。第3部からはスタンドでの戦闘メインなので、どうしても戦闘向きのスタンド使いが増えてくるんですが、戦闘と関係ないスタンド能力のキャラなども箸休め程度に出ていて、とにかく飽きが来ないです!彼らは常に戦いに身を置いてる訳じゃなく、普段は学生だったり漫画家だったりサラリーマンだったりと、一般市民としての日常生活もあるので、戦闘シーンしかないのは不自然と言えば不自然なんですが。 第4部と言えば、盛り上がりのピークは「吉良吉影」登場以降ではないでしょうか。キラークイーン…恐ろしいスタンドです。「主人公達はコレに一体どうやって勝つの?」と読者を不安に陥れる強キャラの出現…。王道パターンですが、川尻浩作に化けた吉良吉影が「バイツァ・ダスト」の能力に目覚めた時、鳥肌が立ちました。 「ジョジョの奇妙な冒険 第4部 - ダイヤモンドは砕けない – 」は、そういうハラハラ感が味わえるオススメの漫画です! …所で、子供の頃仗助を救ったリーゼントと学ランの少年って一体誰だったんでしょうね。時系列で考えると、承太郎ではない筈ですし…。何より当時の承太郎はあんな頭してないし…。
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